台湾のフルーツ |
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台湾の高雄には1986年から1990年迄の4年間住んでいたが、今でも深く心に残っているのは台湾で味わったトロピカルフルーツの数々。厳しい暑さと工場での長時間勤務の中、珍しい果物を味わえたことは救いであった。もし単身赴任であったならばクラブの小姐と一緒に食べるフルーツで終わっていたであろう。 その飲み屋でよく出ていたのはスイカ、レンブ、ヤンタオ、ライチなどのフルーツ。値段の高いマンゴーやマンゴスチンなどは出たためしが無かった。あるホテルの地下にあったクラブなんか、日本のリンゴが高級品としておいてあった。 もし台湾観光をするなら、南国ムードの景色だけで無くぜひ台湾らしい果物を食べて来て欲しいと思う。ここでいい経験をしたならもう一度台湾に行きたくなる事、間違いなし! |
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釈迦頭 |
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「釈迦頭」です。写真の様に見た目が、お釈迦様の頭みたいなのでこの名前がつけられた様です。台湾で一番インパクトのあった果物です。秋分の日に現地の人から特選の「釈迦頭」を貰った事があるので確か秋から冬にかけての果物です。 | |
硬いのは未だ食べられません。柔らかくなるまでじっと待ちます。熟れて来るとこの様に手で皮がむけます。味は甘酸っぱく、独特の香りがあります。かなり個性があるので好き嫌いがはっきり出るかも知れません。 | |
ヤンタオ |
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楊桃(ヤンタオ)、星型をしている事からスターフルーツとも呼ばれています。あまり甘くなくて適度に酸味があり、シャキシャキとした歯応えのある果物です。 季節は12月〜3月頃。 |
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レンブ |
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蓮霧(レンブ)、皮は赤く中は白い果物です。皮の内側に蜜がたっぷり入っているのが一番美味しい。安いせいか高雄のクラブでは良く出て来ました。 季節は10月〜2月頃。 |
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ライチ |
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日本でお馴染みのライチですが、当時はレイシ(茘枝)と呼んだものです。中身は真っ白、水々しくとても美味しい果物です。焼く肉バイキングレストランのフルーツコーナーなどで見かけた時は懐かしの余り手を出しますが、本場ものとはやはり違います。 季節は6月〜7月頃。 |
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パイナップル |
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これは説明不要でしょう。日本でもお馴染みの鳳梨(パイナップル)です。日本で食べているものよりも、もっと濃厚な感じがしました。鳳梨酥はパイナップルケーキの事で台湾では有名です。台湾土産に買って来る人も多いのでは無いかと思います。 季節は3月〜10月頃。 |
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グアバ |
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番石榴(ファンスリョウ)、芭楽(バラ)、グアバ。日本ではグアバと呼ぶのが一般的。「石榴」は「ざくろ」と読むので高雄在住日本人の間では「ばんざくろ」と呼んでいました。安くてうまかった。ビタミンCが豊富。柔らかくなるのを待って皮ごと食べるのが一番。季節は5月〜10月頃。いつもあったように記憶していますが…。 | |
マンゴー |
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日本でお馴染みの芒果(マンゴー)ですが、土芒果、林檎芒果などがあります。大変甘い果物で完熟品は汁が手より滴り落ちて来ます。手が痒くなるのはウルシ科だからかも知れません。 季節は3月〜10月頃。 |
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ぶんたん |
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文旦(ぶんたん)ですが、柚子(ヨウズ)とも言われています。日本でも南の地域では栽培しているらしく宮崎産のを食べた事があります。とにかく大きいので食べ応えがあります。 季節は11月〜2月頃。 |
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マンゴスチン |
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山竹(マンゴスチン)、左図はタイからの輸入物です。ラベルに「泰国」(タイ)の文字が見えます。台湾のマンゴスチンは小さいと言う事ですが実物を見た事はありません。果物の女王と呼ばれていますが、それほどインパクトはありませんでした。 | |
仁木町の「フルーツパークにき」にあった百香果(バイシャングオ)の花、名前の通り香りがいい。 |
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●管理人からのお勧めフルーツは何と言っても「釈迦頭」、台湾に行ったら「釈迦頭が食べたい!」とリクエストするといい。「有没有釋迦頭」と書いて見せたら通じる。もし「メイヨウ」と来たら無いので諦めよう。(2006/3/9) |
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